ベニー・サフディ監督来日!〈日本最速試写会〉レポート

『スマッシング・マシーン』公開に先駆け、3月31日(火)に本作の監督・脚本を務めたベニー・サフディが来日!それを記念し〈日本最速試写会〉が実施され、上映前に監督が登壇。「半分は日本が舞台」と語るほど多くのシーンを占める日本パートについて、撮影秘話をたっぷり語ってくれました。トーク後は、なんと来場者全員にサインを贈る神対応まで!

「視線ひとつで1000を語る」ドウェインを絶賛!さらに、日本〈愛〉炸裂!細部までこだわり抜いた日本での撮影秘話も告白

満席の会場に登場したサフディ監督は「この作品を日本へ届けられるのはとても意義深いことです。半分以上が日本が舞台になっているし、舞台となった90年代後半から00年代初頭の日本を誠実に描こうと思っていました。僕のキャリアの中で一番楽しく製作できた作品です。」と、舞台となった日本への愛を明かしながら笑顔で挨拶。ドウェイン・ジョンソン自らが企画し、プロデュースと主演を務めた本作のプロジェクト始動について「基になったドキュメンタリーを観て、マーク・ケアーという男にすぐに興味が湧きました。とても強いけれど、それとは裏腹に物腰がとても柔らかくて、内に優しさを秘めているんだ。」と本作のモデルとなったマーク・ケアーの魅力を力説。そんなケアーをドウェインが演じるということについて「ドウェインを知るにつけ、最高で最強の芝居を観せてくれると思ったんだ。彼だったら、ケアーの誠実さ、ユーモア、人としての美しさを再現できる。」と確信したことを明かしている。

しかし、本作の製作は一時暗礁に乗り上げたこともあったとか。その危機を救ってくれたのがケアーのパートナーであるドーン役を演じたエミリーだったそうで『オッペンハイマー』で共演していたときに、ドウェインと仲良かったよね?彼のために特別な作品を作りたいと思っているんだ。」とエミリーからドウェインに話しを繋いでもらったエピソードを披露。

実はそんな『オッペンハイマー』を監督したクリストファー・ノーランは、本作でのドウェインの演技を絶賛している。トークイベントでそのことについても触れられると、サフディ監督は「(ドウェインは)抑えた演技でありながら、視線一つで1000の言葉を語るぐらい雄弁な演技を魅せています。自分も俳優としてこんな演技をしたいと思うほどです。今回は、現場で起きていることをリアルに、生々しく捉えることを意識していたので、彼ともそこは話しあいながら撮影に臨みました。」と語り、ドウェインの新境地と言える熱演を絶賛。「期待通りの刺激的な映画になっていると思います。」と作品への手応えも明かしつつ「(ドウェインが演じるケアーを通して)この人として生きるのはどんな感じなのか、それを、まるで自分が生きているかのような感覚で味わえるはずです。笑いも喜びも、そして悲しみも、自分の記憶として受け取れる作品になっていますし、それを意識して撮影しました。」と撮影の裏側ついても明かし、マーク・ケアーと同時期に格闘家“ザ・ロック”として活躍していたドウェイン・ジョンソンが自ら本作の製作を手掛け、そして主演を演じたことの大きな意味を語っていた。

2024年7月に日本各地で撮影を行っていた本作。日本での撮影について聞かれると「リングの作り込みからロッカールームに置かれたポカリに至るまで、丹念に、誠心誠意を込めて作り込みました。当時はタングステンの電球を使っていたという情報をもとにその電球を実際に使ったりして。僕自身も格闘技ファンなので、正真正銘のPRIDEを再現したつもりです。」と格闘技愛を持って撮影に挑んでいたそう。ケアーを支えるトレーナーとして本人役で出演し、当時のPRIDEを実際に知るバス・ルッテンも「「当時にタイムトラベルしたようだ」と言ってくれたんだ。」と笑顔を見せていた。そんなPRIDEにとって欠かせないPRIDE主催者の榊󠄀原信行役を演じた大沢たかおについては「即座に榊󠄀原さんの雰囲気を纏っている方だと感じました。どっしりしていて落ち着いていますし、日本の人たちからもリスペクトを集めている方に演じて欲しいと思っていたので、まさにぴったりでしたね。」と称賛の言葉を贈っている。

日本での撮影にもこだわりを持って臨んだ本作の撮影には、大沢以外にも、光浦靖子、石井慧、布袋寅泰などの日本人キャストが多数出演している。劇中でふとした瞬間に映し出される街の風景や控室で流れる曲など、約20年前の日本の様子がありありと浮かび上がってくるシーンは格闘技ファンならずとも見逃せないポイントだ。

最後には、監督自らの希望で急遽来場者全員へサインタイムが。歓声が湧き起こる場内を周り、一人ひとり丁寧にサインを贈る様子は監督自身の人柄が現れていて、来場者からも大きな拍手が沸き起こる盛り上がりに。最後には「映画をぜひエンジョイしてほしいし、浸って欲しいと思っています。人生の小さな瞬間が大きな意味を成すこともあると気付ける映画になっています。」と興奮冷めやらぬ場内に向けてメッセージを投げかけ会場を後にした。

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